火災保険が最大5年に・・・・
大手損害保険各社が、火災保険の契約期間を現行の最長10年から5年に短縮する検討を始めた。損保各社は相次ぐ自然災害で保険金支払いが急増しており、収支改善のため保険料の値上げに踏み切っている。契約期間も短くすることで値上げした最新の保険料を反映させる機会を増やすのが狙いだが、契約者の負担は増えることになる。
火災保険は、契約を結んだ時の保険料が契約期間中は変わらず適用される。現行は最長10年で、例えば2020年4月1日に契約を結べば、損保会社が最新の保険金支払い状況などを踏まえ新規契約の保険料を引き上げても、契約時の安い保険料が30年3月末まで適用される。
火災保険の見直しは今年中に・・・
今、お手元に火災保険の保険証券を取り出し、更新まで、あと何年か?ご確認ください。
来年更新の場合は、最大5年まとめ払いしかできなくなります。
もし、更新まであと2~3年の場合は、お金に余裕があれば、今年中に見直しで、10年払い契約に見直したほうがオトクかもしれません。
合わせて家財保険も見直しましょう。保険会社によっては10年でなく1年更新、5年更新しかできないものもありますので、こちらも10年でお見積りをしてみてください。
5年と10年、いくらぐらいか変わるの?
例えば、建物金額2300万円、家財1000万円、地震保険(5年)大阪府 木造(H構造)の一戸建ての場合 (水災害なし)を条件
とある保険会社で比較しますと、
5年契約では349900円
10年契約では538180円です。
5年契約は更新しますと349900円×2=699800円 ①
10年契約は建物・家財の火災保険は10年ですが、地震保険は最大5年ですから
538180円+152960円(5年分の地震保険)=691140円 ②
②-①=8660円
そんなに変わらないじゃない?と思うのは早計です。
地震大国ニッポン・・・立て続けに起こる台風や地震に、保険料の改定が入り、値上げ傾向です。
契約者が、まとめて10年分の保険料を支払っていただいても、保険会社としては、あまりの災害の多さに、赤字になってしまうというため
最大で5年契約としたのが、今回の改定のねらい。
新聞報道にもあるように、今後も地震、火災の支払い件数が増えると予想するため、その災害頻度に合わせ、保険料の改定を行うとのことです。
ですので、資金に余裕があるなら、長期契約をするのが賢明だと思います。
火災保険の見直しの注意点
保険の比較の際に、インターネットで見積りをされる場合もあるかと思いますが、火災保険は住宅総合保険といって、いろいろ複雑な補償内容になっています。
なにを、どれぐらい、補償としてつけるのか?
同等の補償内容にして設計をするのは、素人では難しいと思います。
とにかく加入していればよいという時代は過ぎ、台風や大型地震が本当に起きた場合に、生活に困らないように、正しく加入しておく必要がありまので、
信頼できるプロ代理店(損保担当がいる保険代理店)に相見積もりを出してもらったほうが、早道でしょう。
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もちろん、当方にご来所いただいてもOKです。