現役時代は健康で入院もせず過ごした人であっても、
定年後もそれが続くとは限りません。

 

入院治療が必要になる病気は、
60歳を過ぎると急激に増えるため
多くの人は、定年を過ぎてから医療費が急にかさみ、
医療保険のお世話になるものです。

限られた年金収入に
医療費負担が重くのしかかるという事態は、
十分考えられます。

 

こうした事態に備えたいなら、
「保障が一生涯続く終身タイプの医療保険に
若いうちから加入しておく」のがいいでしょう。

終身タイプは、
一般的に支払う保険料がずっと変わらないので、
退職後も支払っていけると思います。

あるいは、退職までに支払いを終え、
保障を終身で用意しておくことも可能です。

公的な健康保険の保障が手厚いとはいえ、
自己負担は、今後ますます増えていくでしょう。

所属団体のグループ保険や共済保険は、
通常、割戻金があるのでスケールメリットが活かせるという
長所もありますが、保障は在職期間だけという場合が多いので、
よく確認する必要があります。

加入しているから、大丈夫とたかをくくり、放置し、
退職直前になって、そのまま継続できない、
または継続できたとしても、80歳まで等、
想定外の保障内容や条件に青ざめる方も多いです。

退職前に、あわてて気が付き
保険の加入を検討されても、

1、保険料が高い
2、健康状態により、保険加入の審査に通らない

特に、2の審査に通らないケースが多く
深刻な問題に発展するケースもあります。

死亡保障は、いまさらいらない、
けれども、介護になったら・・・
がんになったら・・・
やはり医療・がん・介護は、お金(預金)
と保険の2本立てで備えたい。

それなのに、自分は保険にはいれないのか・・・と
ご本人様は、ショックを受けるわけです。

もちろん、緩和型の告知のゆるい医療保険もありますが、
普通のタイプよりも、割高です。

またがん保険に関しては、緩和型がん保険として
ごく一部の保険会社が販売していますが、
保障内容を検証すると、一般的ながん保険と
比べ緩和型なので・・・・
積極的におすすめしていません。

でも実際には、
○○○がんになった経験がありますが、
がん保険に加入できるものなら加入したい
というご相談も多いです。

こればかりは、どうすることもできないので
将来にかかる医療費に備えるべく
しっかり貯蓄で備え、
現在の家計に無駄がないよう
アドバイスするしかないです。

 

 

いずれにしろ、
最近は民間の保険商品の競争も激化し、
掛け捨ての保険は全体的に保険料も
下がってきているので、

健康で若いうちに、一度しっかりと比較検討してみるとよいでしょう。

 

グループ保険・共済は、4月~5月が募集月
がおおいのではないでしょうか。

通常、加入や募集は年に一度に限定されていることが多いので、
この時期、見直してみることをお勧めしています。