なぜ、社長に「生命保険」が必要でしょうか?
保険が大好き!という方はあまりいらっしゃいません。
特に、男性は「保険嫌い」かもしれません。
但し、社長の場合、「保険嫌い」では済まされないことがあるのです。
社長が生命保険を必要とする3つの目的
●取引先への保障
社長に万が一のことがあっても、いくらでもかわりがいる、人材豊富な大企業はともかく、
社長=会社の顔です。もしその顔である社長に万が一のことがあると、
取引先の信用は低下し、法人の資金繰りは悪化します。
金融機関に対しての支払いに遅延がなければ、信頼も維持され、その後の経営も安定します。
必要な生命保険金額は(買掛金・支払手形+長期借入金・短期借入金)×2が目安
●社長のご家族への保障
社長といえども家族のお父さんにかわりはありません。
会社の後継者はいたとしても、お父さんの代わりになる人はいません。
また、社長に万が一のことがあり、相続税の納付が発生した場合、
その納付期間は10ヶ月以内です。
株や不動産を即、現金化することは難しいため保険金というキャッシュが有効です。
残されたご家族のために、
必要な生命保険金額は、役員退職金+弔慰金(死亡退職の場合)が目安です。
役員退職金=最終報酬月額×通算役員在任年数×功績倍率(3倍程度)
弔慰金=最終報酬月額×弔慰金支払い月数
(業務上の死は36ヶ月・業務外死亡6ヶ月)
●従業員への保障
社長に万が一のときでも、従業員の給料は滞ってはいけません。
そこで、給料支払原資を確保するということで、生命保険に加入するのが目的です。
必要な生命保険の目安は、(従業員の年間給料÷12)×3~12ヶ月です。
社長に万が一場合どういった問題が生じるのかを見極め、その対策を生前中から
しておくことが肝要です。