日本生命保険は8日、自社の複数の生命保険に加入する契約者を対象とした保険料割引制度を、
10年4月以降の新規契約分から廃止すると発表した。金融危機で経営環境が悪化したため、収益改善を図る。
既存の契約者への割引は続ける。(毎日jp)

日本生命保険は8日、自社の複数の生命保険に加入する契約者を対象とした保険料割引制度を、10年4月以降の新規契約分から廃止すると発表した。金融危機で経営環境が悪化したため、収益改善を図る。既存の契約者への割引は続ける。

 廃止するのは、同社指定の生命保険に複数入ると保険料を割り引く「はいるほど割引」と、傘下のニッセイ同和損害保険の自動車保険や火災保険に同時に入った場合の「損害保険・口座で割引」。「はいるほど割引」は、保険料が最大20%超割り引かれ、年1万4000円近く安くなるケースもあった。

 割引廃止の代わりに、契約内容などに応じてポイントがたまり、景品と交換できるサービスを導入する。他社も同様の割引制度を持っており、追随する可能性もある。【宇都宮裕一】 毎日jpこちら