まとまった資金がない場合は、
毎月一定額を積み立てていく方法が現実的です。

 

資産運用について、
条件を変えながら試算してみましょう。

(条件は、左から毎月積立額、運用期間、運用利率を記載しています。)

 

 

 

(条件)       (積立元本)  (運用益)   (合計)

 

①5万円、30年、5%  1800万円 2386万円 4186万円

 

②3万円、30年、5%  1080万円 1431万円 2511万円

 

③5万円、15年、5%   900万円  459万円 1359万円

 

④5万円、30年、1%  1800万円  308万円 2108万円

 

 

例①は、毎月5万円を積み立てながら30年間、年5%の利率で複利運用した場合です。

 

積立元本1800万円、運用益2386万円、合計4186万円で、30年後には元本の2.3倍となります。

 

 

 

例②は、積立額を3万円にした場合で、積立額2万円の差で例①と比べ合計で1675万円減少します。

 

 

 

例③は、運用期間を半分の15年にした場合で、合計で例①と比べ2827万円の差がつきます。

 

運用は、長いほど有利なので、なるべく早くスタートするのが良い結果につながります。

 

 

 

例④は、運用利率を1%にした場合で、例①よりも運用利率が4%低くなると、元本は同じでも、運用益で2078万円も違ってきます。

 

 

 

このように、最初はわずかな違いであっても、長期で運用すると、利息が利息を生んでいく複利効果によって、加速度的に差が開いていきます。

 

 

 

「無理のない範囲で少しでも多く」「長く」「上手に」ということが、資産運用において非常に大切なポイントになります。

 

 

 

詳細は、拙著「公務員のためのお金の教科書」(翔泳社)をご覧下さい。