もしも定期健康診断で異常の指摘を受けてしまったら(検便検査)

 

 

人間ドックや会社の定期健康診断で大腸がんの発見のために行う検査として、「便検査」があります。

 

「便検査」の結果、便に血が混じる「便潜血」反応がでてしまうと

保険に新たに加入する場合、厄介なことになります。

 

なにが、厄介かというと、再検査の方法です。

(再検査を受診しないと保険申し込み受付不可の保険会社もありますし、

仮に受け付けるとしても、保険料の割増や部位不担保などの厳しい

査定結果になりますので、再検査を受けることが前提)

 

その再検査で、検便を2回受け、便潜血反応がなかった場合異常なしということで

保険申し込み受付OKの保険会社もあれば、

再検査で、検便を2回受け、便潜血反応がなかったにもかかわらず、

NGで保険申し込み受付不可の保険会社があります。

 

NGの保険会社の見解は、便検査だけだと異常がわからない場合もあるため、

便潜血反応の再検査は大腸カメラによる精密検査を実施した結果、

異常がなければ、申し込みを受け付けるということです。

 

確かに、そうですが、便潜血反応が出てしまうと

大腸内視鏡検査を受けないと受付不可というのは、

けっこう厳しいですね。

 

 

というのも、内視鏡検査は、大腸から内視鏡カメラを挿入するため、

前日から流動食とし、検査当日は、下剤を飲み、胃の中はもちろん、

腸も空っぽにしないと受けられない過酷な検査です。

 

検査後は、麻酔の影響で、車の運転も制限されます。

かなり体の負担を強いられる検査で、かつ場所が場所だけに、

女性だけでなく、男性も恥ずかしいと思い、検査を躊躇されるようです。

 

ですが、便潜血で陽性反応が出た場合の精密検査の方法として

最も精度が高いということで厚生労働省は全大腸内視鏡検査を推奨しています。

 

日本大腸肛門病学会 大腸がん検査 より 

詳しくはこちら 

 

国立がんセンターの最新がん統計では、

2009年のがんによる死亡数が多い部位は、

男女とも1位肺がん2位胃がん

3位は男性、肝臓がん、女性、結腸がんですが、

女性の場合、結腸と直腸を合わせると1位になってしまいます。

大腸がんは近年増加傾向にあります。

 

 

 

国立がん研究センター HPより

詳しくはこちら

 

 

定期健康診断で再検査・・・・ということはよくある話です。

何の自覚症状もないし、別に放置しておいてもかまわないのではと

いう方もいらっしゃいますが、

さて保険加入において、便潜血陽性反応が出てしまうと

保険に加入できないことはないのですが、保険会社から

再検査方法など色々と条件がつけられたりで、

面倒なことになるようです。

 

<保険見直し365のルール>

 

健康診断で異常の指摘を受ける前に、生命保険・医療保険の見直しをすべし!