日本経済新聞は、
「主要証券10社が顧客から預かる資産は、
2014年度末に
297兆円となり、

メガバンクなど都市銀行の預金額(303兆円)に迫っている。」
と報じています。

これは、野村、大和証券など大手5社と
SBI証券、楽天証券などネット5社を集計したものです。

 

証券会社の預かり資産は、
2013年度末に7年ぶりに最高となり、
2014年度はさらに16%(40兆円)増えました。

 

資産の内訳をみると、
株式が170兆円と25%増えました。

 

日経平均株価は、2014年度に
約3割上昇し個人投資家は利益確定の売りに動きましたが、
新規マネーの流入などで預かり資産の増加が続いています。

 

投資信託は、17%増えて50兆円を上回りました。

 

個人に人気が高まっているのが、
金融商品の選択や売買のタイミングを
金融機関に一任するラップ口座です。

 

最近よくマスコミ宣伝で見かけるように、
大手証券会社を中心に営業を強化しており、

野村証券は3月末のラップ口座の残高が、
1年前の6倍近い1兆3400億円に膨らみました。

 

アベノミクスにより行き過ぎた円高が是正され、
輸出企業を中心に業績が回復しました。

 

それに伴って賃金がアップし、消費も拡大し、
景気は徐々にですが回復し株価も2万円近くまで上昇しました。

 

さらに、昨年1月よりNISAがスタートし、
個人マネーは、「貯蓄から投資へ」向かっています。

 

次回より、資産運用についてお話しします。お楽しみに。