日本生命 4月から、保険のリニューアル

特約パッケージ販売から単品販売へ

 
国内生保のトップ、日本生命が4月から、掛け捨ての特約パッケージ商品での販売から、
終身保険、定期保険、年金保険、介護保険など加入者が必要だと思う保険を組み合わせて販売できるようになります。

 
国内生保の保険商品の最大の難点は
加入者が若い時は、1万円程度の掛金で保障はたっぷりあるが、
更新により保険料が高くなり、40代以降、保険料の負担が重くのしかかり、
最後まで保険料を払い続けることが困難な状態になることです。

 
セット型のため、不要と思われる特約もあり、それらが、更新のたびに一斉に高くなれば、
値上がり率もかなりのもの。

 
そうならないよう必要な保障を最初から吟味して加入すれば、無駄がないと思いますね。
単品で販売できるということは、他社と保険料の比較がしやすくなるため、
消費者にとって、分かりやすくなると期待したいものです。
まだ設計を作成できる段階ではありませんが、
生前給付保険(死亡しなくても保険給付を受けることができる保険)なども、保険設計者として興味があるところです。

 

以下 読売新聞記事
主契約に追加する「特約」を廃止し、必要な保険を組み合わせて契約する仕組みに改める。
特約が多くついた商品は分かりにくいとの批判が強く、不払い問題の原因にもなっていた。
業界最大手が特約を撤廃することで、各社の戦略に影響を与えそうだ。
 4月2日以降に保険に加入する人は、掛け捨て型の「定期保険」、がんや脳卒中などに対応した
「3大疾病」を含む11種類の基本的な保険を組み合わせて契約する。
加入後の新たな保険の追加や保障額の見直しをしやすくするとともに、契約者に加入内容を理解してもらう狙いもある。
すでに契約している商品に影響はない。
(2012年3月23日19時43分  読売新聞)