あなたの家計を一番圧迫しているのは何の費用ですか?
食費? 保険料? 外食費?交際費?
もし家計簿を付けていないのであれば、もっと手ごわい敵がいます。
それは、毎日何となく習慣として使っている「小さな支出」です。
私は、セミナーなどで
老後のマネープランの重要性を説明するのに、
デイヴィット・バックというアメリカの人気資産アドバイザーの著書
「自動的にお金持ちになる方法」(白夜書房)
に出ていた「ラテマネー」の話をするようにしています。
たとえば、街を歩いていて、
ちょっと休憩しようとスターバックスのようなカフェに入ること、ありますよね。
健康に気を遣う人には、
豆乳を使った少し高めの「ソイラテ」が人気です。
さらに、ちょっと小腹が空いたからとケーキもオーダー。
そうすると、お会計はあっという間に900円ぐらいになってしまいます。
これを週に5回やっていたら、1ヶ月で1万8000円。
このお金を25年間、年5%で運用できたら、ゆうに1000万円を超えるのです。
大きな犠牲を払うことなく老後の資金を準備できる、
目からウロコの資産形成術です。
「自分は週に5回もスタバでお茶しないから関係ない」と思う人もいるでしょう。
でも、ふらっとコンビニに寄ったり、自販機で飲み物を買ったり、スーパーで買うつもりのなかったお菓子をついカゴに入れてしまったり・・・・。
そんな経験が、まったくないといい切れますか。
特に愛煙家にとっては、タバコは相当大きなラテマネーになります。
たとえ数百円でも、毎日続けていると大きな額になります。決して他人事ではないのです。
少子高齢化の進展により、年金の給付や医療費の窓口負担などについて、今後ますます厳しくなることが予想されます。
そのためにも、今から少しずつでもいいのでラテマネーを探して、自分で老後資金を準備しておきましょう。
ちなみに、わたくしのラテマネーは、
電車の待ち時間を持て余して購入する
アーモンドと雑誌です。
アーモンドはお菓子でないので、食べても大丈夫という言い訳
雑誌は、時間が空いているときに、情報収集をしなければという言い訳
人間は言い訳を考える天才(笑)
その2つを購入して電車に乗り込むのですが、
爆睡してしまい、「役に立たない」ことも多々あります。