医療保険選び5つの鉄則   

その1
公的保障(健康保険・傷病手当金・高額療養費)を算出し、不足分のみ、民間の医療保険を検討すべし

サラリーマンには、自営業にない傷病手当金があります。
※傷病手当金とは、疾病・労務不能で4日以上休み給料の支払いがないと、(有給を消化後)1年6ヶ月間、標準報酬日額の3分の2相当を支給される。
その傷病手当金を算出し、実際に病気で入院した場合の必要となるお金(生活費・住宅ローン等)からさしひき、その不足分を医療保険で準備するのか、考えましょう。
心配だから・・・なんとなく1万円ぐらい?と安易な考えは×。
細かい計算ですが、ちりも積もれば山となります!              gum11_ph02008-s1

その2                                                                         
医療保険、加入するなら若いうち!          

医療保険がいる、いらないはその方の考えや環境に左右されるところですが、
同じ加入するなら、若いうちがおすすめです。
 というのも、若い=健康で、ご自身の気にいる保険に加入できます。
反対に、多くの場合、中年以降、だんだん健康から遠のき、健康診断で要再検査・要精密検査となると、いやらしいもので、加入できる医療保険が限られてしまいます。(いわゆる逆選択) 一般的に、安い保険は、同じ医療保険でも審査の基準はきびしめ・・・・・
保険に加入する、しないは大いに個人の自由ですが、加入するとしたら、若いうちに負担にならない保険料で用意し、加入しないとしたら、その分しっかり貯金をしておく・・・・・
 いきあたりばったりでは、長生きのリスクを乗り越えられません!

その3                            phm16_0324-s1
医療保険は終身で!

生命保険診断でよく見受けられるのが、医療保障が80歳でプツンと切れるタイプ・・・・

何が問題かといいますと、期間が中途半端・・・・
男性60歳、女性60歳の平均余命は、男性22.54年女性は28.06年
(平成19年厚生労働省 簡易生命表)
つまり60歳まで生きた人は、男性82.54歳、女性88.06歳まで平均的に生きることになります。

 病気になるのは、大体60歳以降ですが、平均余命をカバーしていないのなら、最初から、ないほうがましです。なぜなら、若いうちは、医療保険に加入しているだけで、安心してしまい、ろくに保障内容にも関心を示さず、年月だけ経過し、いざ、保険をあてにしようかな?と思ったら、
保険期間が80歳で切れてしまうので、間に合わない!こんなはずでは?
これまで保険料を支払ってきたのに・・・と2階からはしごをはずされた感じです。

60歳すぎての保険料はどれも高い!と私は思います。
そうならないように、加入するなら、終身を選ぶと、後々あわてずに済みます。
(もちろん、老後にお金が十分あれば保険を加入する必要はありませんが)

その4
特約などたくさん付けずにシンプルでわかりやすい保障内容にすべし

〇〇〇状態になったら、×××金がもらえます!など特約てんこ盛りの医療保険に
出会うことがあります。結構保険料高いです!(しかも掛け捨て)

保険でいう給付は出口の部分・・・これをあまる複雑にしますと、
給付がおりない、おりるでもめる元になります。(けしておりないというわけではありませんが)
保険がおりる、おりないはその保険の約款次第。
契約者と保険会社のずれがあることも事実です。
それを回避するためにも、保障内容はシンプルでわかりやすいものがいいと思います。
入院したら、〇〇〇円、手術したら、〇〇〇円 これなら、単純明快ですよね?

その5
医療保険は、それぞれ単独で加入すべし!

夫婦ペア・・・ひょっとそて離婚?さあ、保険はどうなる?消滅します。通常妻の保障がなくなります。
生命保険の特約としての医療保険・・・メインの生命保険が不要、でも医療保障は必要だと、
生命保険を解約すると医療特約まで消滅するので、結局できないことに・・・・
だから、最初から別々に「用意」しておきましょう!