「家を買おう」と決めたら、
まず何をすべきでしょうか。

 

多くの人は、
「どのエリアがいいかしら」
「戸建とマンションはどちらがいいかしら」
などと夢を広げ、

モデルルームや住宅展示場へ
にいそいそと出かけて行ったりします。

 

でも、ちょっと待ってください。

 

心浮き立つ気持ちはわかりますが、
これは人生を左右する重要な買い物です。

いいですか、

順番を間違えると
大きな後悔が残ることに
なりかねません。

 

 

何より真っ先に
取り掛かるべきは、
資金計画です。

 

 

いくらまでの物件であれば、
無理なく買うことができるか、

子供に必要な教育を受けさせ、
老後の資金を準備しながら、
返済を続けられる住宅ローンの額は
いくらまでなのかという予算を
明確にする必要があります。

 

それをしっかり確認しないで、

最初に物件選びを始めてしまうと、
身の丈に合わない高額物件も
検討の範囲に入ってしまうため、
無理なローンを組んでしまう結果になりがちです。

その無理な住宅ローンは
あなたのお子さんの教育資金や
老後も守る大事なお金までも
無くしてしまわないでしょうか?

特に、老後にお金がない!
という笑えない悲劇に
ならないようにするためには・・・

そうです。

最初から予算を厳格に決めて、
「この範囲の物件しか見ない」
こと。

 

まずは今ある資金を洗い出し、
そこから頭金をいくら用意できるかを
把握することから始めましょう。

 

無理なく返済できるローンの額を算出し、
そこから物件の予算を立てましょう。

 

資金計画の手順をまとめますと、
次の通りです。

 

(1)マイホーム購入に充当できる自己資金(頭金+諸費用)を確定する。

(2)無理なく返済できる住宅ローンの額を決定する。

(3)「頭金+住宅ローン」でマイホームの購入予算を決定する。

(4)購入予算をもとに物件選びを実行する。

 

物件選びのお買いものは最後ですよ!
お楽しみは、最後!

ちなみに、住宅購入の際に、
無料で、キャッシュフローを作成してもらい、

「あなた様なら大丈夫!買えますよ!」
ということばは真に受けないでください。
冷静に考えたら。。。わかりますよね?

ただほど怖いものはない
人生最大のお買いものですから、
失敗は許されません。

詳細は、拙著「公務員のためのお金の教科書」(翔泳社)をご覧ください。