<AIG>アリコ売却を発表 米生保大手のメットライフに
3月8日21時42分配信 毎日新聞
経営再建中の米保険大手AIGは8日、生命保険を手掛ける子会社のアリコを、米生保大手のメットライフに155億ドル(約1兆4000億円)で売却する、と発表した。AIGは金融危機時に投入された公的資金残高が948億ドルに上り、大規模な事業売却で返済を急ぐ。
メットライフは、155億ドルのうち68億ドルを現金で、残りの87億ドルは同社株式などで支払う。AIGは1日にも、アジア地域の生保部門であるAIAを英保険大手プルーデンシャルに売却すると発表したばかり。AIGは「公的資金の返済に向けた重要なステップだ」としている。
アリコは73年に日本で生保の営業を開始。日本法人のアリコジャパンの契約者数は約1181万人、総資産は6兆3418億円(09年3月末)。アリコジャパンによると、今回の売却による契約者への影響はないという。メットライフはアリコジャパンの営業基盤を引き継ぎ、日本事業を強化すると見られる。
<ここまで毎日新聞記事引用>
アリコ 公式ホームページ メットライフへ売却のお知らせに関する記事はこちら